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学会等施設認定紹介(城北病院)
■後期臨床研修各科プログラム

【内科系】
 
内科は、他科以上に地域に入り込んだ医療を実践できる総合的力量を養う必要があります。そのために3年目は内科急性期病棟での一般内科診療を行います。“屋根瓦”の一枚として初期臨床研修医の指導を行いつつ自らの力を養います。 “Teaching is Learning.”の実践です。4年目には小病院での診療で、内科総合力を発揮します。すなわちプライマリ・ケアの実践です。5年目は再び内科急性期病棟に所属しつつ、診療所での在宅診療にかかわったり、関心のある内科領域に首を突っ込んだ診療に関わります。
 そして、後期臨床研修で総合力をつけたあとは、それぞれの専門に進みます。内科の特定領域の専門でもよいでしょうし、総合力をさらに高めるために『家庭医』/『総合診療』/『救急医療』などもよいでしょう。総合力を持った上でそれぞれの専門性を発揮することは、病院全体のレベルアップにも大きく貢献し、ひいては患者様や地域の方々の要求に応えることになります。
 いいかえれば、患者様や地域の方々の要求をとらえ、自ら医師としての力量を培う研修として主体的な関わりが大切であり、研修医の個別性を踏まえたフレキシブルな研修でもあります。

<内科系プログラムで養成する専門科医師>
循環器
呼吸器
消化器
内分泌(糖尿病)
腎臓(透析)
リウマチ
<内科系プログラムで養成する総合診療医師>
総合診療医
家庭医(日本家庭医療学会認定プログラムにより履修)


【外科】

1)研修の理念
 主要な研修を行う城北病院は金沢市京町にあり、金沢駅からほど近い場所に位置している。古くからこの地域を中心とした地域医療を担い実践してきている。かかりつけ医機能としての外傷、熱傷、打撲などへの対応から、急性虫垂炎や胃十二指腸潰瘍穿孔などの夜間でも対応の必要な患者さんへの手術、さらには、胃癌、大腸癌だけでなく高度な知識技術を必要とする肺癌、食道癌、肝胆膵悪性腫瘍まで、幅広く治療が行えるよう日々研鑚を積んでいる。
 城北病院で扱えない外科疾患は、脳外科、心臓血管外科であり、これら以外は基本的には当院で研修可能となっている。また心臓血管外科は、外科学会専門医を取得する上で必要であるため、金沢医科大学外科学教室にお願いして、一定の修練を積むことが可能となっている。
 また城北病院の外科医として、患者さんやご家族への気持ちに配慮した、やさしい医療機関であるよう努めている。
2)主な研修スケジュール
@初期臨床研修の2年間は、内科を含め他科と同様である。
A3年目は外科配属となるが、総合的な臨床能力の習得のため、寺井病院、富山協立病院、光陽生協病院などの小病院で1年間研修を行う。そこでは病棟、外来、往診などを通して、内科の基礎を習得する。また屋根瓦(シニアレジデント)としての研修を位置付け、自らの研修と研修指導を行う。期間は、0.5-1年間とする。
B4年目から城北病院外科での研修開始とする。
C6年目もしくは7年目に専門研修に出向する。予定期間は2年が目安である。
D研修医の希望により、Aを省略することもありうる。
3)獲得目標
 日本外科学会専門医・指導医、日本消化器外科学会専門医・指導医、日本消化器内視鏡学会専門医・指導医をとれるよう研修を行う。常に外科医として患者さんの対場に立って判断ができるよう、その技術習得に励むこととする。一般外科医として、幅広い知識、技術を身に付けることとする。
4)城北病院外科で取得可能な専門医資格
 日本外科学会専門医、指導医(学会認定施設) 日本消化器外科学会専門医、指導医(学会認定施設になっている)
 日本消化器内視鏡学会専門医、指導医(学会認定施設)


【整形外科】

1)基本的な考え方
 初期臨床研修の成果に上に立って、Orthopedic General physicianをめざし、第一線の地域医療の場面で最も多い脊柱、四肢の関節に起因する疼痛に対処する診断、治療の技術を身につける。更には全般的な整形外科とリハビリテーション(Orthopedic Medicine and Rehabilitation)をGeneral Orthopedic surgeonの立場で研修する。最終的には広範な整形外科の中である分野についてSpecialized Orthopedic surgeonとして専門家となりえるように研修する。全体を通して他科の医師、他職種との協力共同の関係を重視し、民主的な集団医療の実現に努力する。
2)具体的な進め方
[研修期間と内容]
 3年目の1年間はおもにOrthopedic General physicianとしての研修とし、具体的には麻酔および輸液管理を中心とした外科研修、リウマチ研修、メスを持たない整形外科研修を中心に行う。(整形外科としての初期臨床研修的位置づけ)4年目、5年目はOrthopedic General physicianとして手術療法を中心とした整形外科を行い、一般的な手術は執刀できるようにする。6年目にSpecialized Orthopedic surgeonとして1年間院外研修を行う。(整形外科外部専門研修)
[整形外科一般とは]
 日本の整形外科医が受け持ってきた分野は非常に範囲が広く、今後は次々と専門分化していくが、当院ではできるかぎりGeneralな立場で学ぶものとする。


【小児科】

1)はじめに
 当院小児科が周辺地域から求められている小児科医療は小児臓器別専門医療ではなく、一般的な小児疾患(感染症、アレルギー疾患、障害児医療など)をエビデンスに基づき、外来だけではなく、中等症から重症は入院加療もできる環境で問題解決し、場合によっては在宅医療も行えるものと考えます。その中で小児独特の発達も踏まえた疾病構造を理解し、新生児から思春期までの小児疾患全般を解決できる診療能力を育成し、臓器別に偏らない総合診療的な地域に根ざした小児科専門医を育成することに重点を置いています。
2)一般目標
 地域社会のニーズ踏まえて、Community based medicineを実践するために、また、臓器に偏らない幅広い小児の健康に関する問題を解決するために必要な能力を修得する。
3)行動目標(敢えて具体的な経験すべき疾患、手技などは記載しない)
・小児における年齢的な特性を理解し、その発達経過を想起できる
・新生児から思春期までの幅広い小児疾患を想起できる
・患者本人だけではなく、周囲の家族(保護者)の思いまで推論できる
・予防接種、乳幼児健診、園医、学校医、地域保健活動を通じて自らが置かれた地域の小児科医療に対する要望を把握できる
・小児科診療における一般的な疾患、手技を経験し、修得する
・Co-medical staffに小児科医療を理解してもらい、広めることができる
・地域小児科医療を担うという誇りと態度を身につける
 具体的には後期研修終了時には日本小児科学会認定専門医を受験し、その資格を取得することを目標とします。そのため、3年間のうち、当院で経験が不足しがちな新生児医療、小児救急医療を経験するために1年間の大都市圏での外部研修を設定します。また、今後、この地域での小児医療活動を円滑に行うために基幹病院での外部研修を3か月相当設定します。また、研修期間内で希望に応じて当院内科急性期病棟での3〜6か月の幅広いプライマリーケア能力修得のための研修も選択可能です。


【精神科】
 
 精神科は、原則的として県外の精神科研修の可能な民医連の病院に委託する。以下の修得のために、2年半ないし3年県外施設に研修に出る。
【基本目標】精神科医としてのアイデンティティーの確立を目指す。
【獲得目標】
 ●所見をとり、精神病医学用語を使って記述できる。
 ●基本的な精神科薬物療法、電気ショック療法を含む身体療法を身につける。
 ●精神科救急(救急診察、危機介入)について学ぶ。
 ●各種精神疾患について、必要な治療構造計面を計画できる。(外来、入院開放および閉鎖病棟、デイケア一個人精神療法、集団精神療法、作業療法、家族療法、地域フォローなどさまざまな冶療的アプローチの計画ができる。)
 ●対人関係論的理解、自我機能評価を含む力動精神医学的面接を学ぶ。
 ●精神疾患の生活や療養の仕方について家族と話し合うことができる。
 ●精神科の入院治療の判断、入院のさせ方、退院のさせ方について学ぶ。
 ●精神科治療チーム内での、医師としての自分のポジションについて振返り、他のスタッフと共同関係を作れる。
 ●精神保健指定医資格修得に必要な症例を経験する。


【婦人科】

 当院婦人科は、産婦人科一般診療のみでなく、幼小児期→思春期→成熟期→更年期→老年期とエストロゲンの変化に伴う女性の一生の身体的変化を基礎にして総合的に女性を診ていくという視点で診療を行なっています。当院には分娩設備がないため、日常診療では産科関係の疾患を診ることは少ないのですが、総合的に女性を診ていく場合には当然、産科的知識や経験も必要になってきます。このため、研修は婦人科研修ではなく産婦人科研修として実施します。最終的には日本産科婦人科学会の認定専門医を取得することを目標としますが、当院は「日本産科婦人科学会専門医制度卒後研修指導施設」の指定基準を満たしていないため、近隣の大学病院あるいは「卒後研修指導施設」に指定されている民医連の病院に2年ないし3年間出向研修するという形になります。
【基本目標】産婦人科医として女性の一生を総合的に診ていく力量を修得する。
【獲得目標】
●産婦人科特有の診療(内診)方法および適切なカルテ記載方法を修得する。
●産婦人科受診患者特有の心情(羞恥心等)を理解共鳴できる。
●以下の産婦人科基本手術手技を修得し執刀できる。
子宮内容除去術、付属器摘出術、単純子宮全摘術(腹式・腟式)、子宮脱手術
●子宮外妊娠などの産婦人科救急疾患に対し迅速適切に診断し対処できる。
●「母体保護法」等の母性衛生関連法規を理解する。
●その他、「産科婦人科専門医」資格修得に必要な条件を身につける。


【リウマチ科】

 石川民医連のリウマチ科は、変形性関節症や腰痛など一般的なリウマチ性疾患への対応することだけではなく、関節リウマチをはじめとした膠原病への対応も期待されています。特に、関節リウマチについては、石川県はもとより、隣接する福井県や富山県から受診される患者様も多数おられます。関節リウマチ患者数は約1100名で、中部地方では有数の患者数です。さらに、リウマチ患者会「やすらぎ会」はは各地で行う療養懇談会、小旅行、売店経営、サークル活動、リウマチスクールへの参加、医学生をはじめとした学生実習への参加、診療会議との合同研修会など多彩な活動を繰り広げています。「やすらぎ会」は、医師に患者の立場に立つことの重要性を教えてくれる役割を果たしています。
●常勤医師:
村山 隆司(日本リウマチ学会指導医、評議員、専門医 中部リウマチ学会評議員 日本内科学会認定内科医)
中崎 聡 (日本リウマチ学会評議員、専門医 中部リウマチ学会評議員 日本内科学会認定内科医 日本リハビリテーション学会認定臨床医)
加藤 真一(日本リウマチ学会専門医 日本内科学会認定内科医)
●研修の理念:患者様の医療要求に応えることを基本とする。そのために、指導医師はもちろんのこと、医師以外の職種、患者会が加わって研修を支えることを重視する。
●研修目標:関節リウマチをはじめとした膠原病、膠原病類似疾患、変形性関節症、腰痛症などリウマチ性疾患全般を診る能力を養うこと。


研修申込みについては
後期臨床研修医募集要項参照

問合せ先
城北病院 医師研修担当 事務次長 寺山公平
連絡先 TEL.(076)251-6111  FAX.(076)252-5881
E-mail ishikensyu@jouhoku.jp   ホームページ http://www.jouhoku.jp/


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